キリマファイル

備忘録的に楽しくコンテンツを紹介するだけの暢気なブログです

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『さらざんまい』第7話の感想・ネタバレ考察!かまってちゃんの燕太と、人形焼きのマブ

「カーワウッソー」 ようやくカワウソ陣営の親玉が姿を現しましたね。しかも、コミカルな感じで。しかも、黒田崇矢さんの声で。あのフォルムで、あの声で、あのキャッチーなセリフを吐かれてしまうと、いろいろ混ざってきて、純粋に悪役に見えなくなってくる…

あの作品がなぜヒットしたのか説明できますか?「偶然」は再現できないので「必然化」しようという話

『進撃の巨人』が大ヒットしたり、『君の名は。』が興行的に大成功を収めたり、世の中には信じられないほど爆発的な勢いで人気になるコンテンツが存在します。さて、そんなときに、「なぜあの作品がヒットしたのだろうか?」と真面目に考える人が、いったい…

『さらざんまい』第6話の感想・ネタバレ考察!「ア」の中心で「愛」を叫ぶ!現代人を罪悪感から解放する「さらざんまい」!

「春河、僕はもう、お前を諦めたりしない!」 このセリフは、直前の春河のセリフと重なっています。春河はレオに連れ去られる直前、携帯にメッセージを書き残していました。 「カズちゃんが僕にしてくれたこと、すっごくうれしかった。だからね、僕は諦めな…

『さらざんまい』第5話の感想・ネタバレ考察!一稀と春河が現実世界で「さらざんまい」!レオとマブの関係性にも変化が!?

「僕は、僕は、僕を守るために春河を騙したんだ。僕は……」 大粒の涙を流す一稀の姿を見て、同じように涙した人も多いでしょう。 一稀の生い立ちを考えると、胸が締め付けられるセリフですよね。 第5話は、これまで謎だった一稀と家族との関係が明らかになっ…

『さらざんまい』第4話の感想・ネタバレ考察!スカイツリーはゴジラだった!?久慈のエピソードから見える文明批判!

ズドーン! トンネルのなかに響く重低音。円形の噴煙を周囲に散らしながら放たれる弾丸。発砲の衝撃と、己の行為に対する衝撃で、体を後ろにのけぞらせる久慈悠。 追加で響き渡る二度の銃声で、久慈はハッと顔を上げる。眼前には兄(久慈誓)の姿。 兄曰く「こ…

『さらざんまい』第3話の感想・ネタバレ考察!カパゾンビの共通点が明らかになり、カワウソの親玉が登場した件について

「俺は一稀が好きだ」 冒頭から燕太の想いが、さく裂する『さらざんまい』第3話。 第1話の尻子玉を抜くシーンからBLのにおいがプンプンしていましたが、第2話のラストから第3話にかけて『さらざんまい』というアニメがBLだということがはっきりした印象があ…

『さらざんまい』第2話の感想・ネタバレ考察!カッパとカワウソの紅白歌合戦が開幕!意味深な歌詞の意味を考えてみる。

カワウーッソイヤァー!! 新星玲央と阿久津真武の警察2人が歌って踊る、第1話以上に奇妙な第2話でしたね……(笑)。宝塚的なスポットライトを当てる演出から始まり、ソイヤァ! ソイヤァ! と祭りの音頭が鳴り響く。幾原演出、ここに極まれり!といったところ…

『さらざんまい』第1話の感想・ネタバレ考察!「ア」の意味とは?幾原監督の記号論がさく裂!

なんじゃこりゃー!! と、矢逆一稀くんと久慈悠くんは叫んでましたが、それはこっちのセリフですよ……まったく。 あ、先に言っておきますが、『さらざんまい』の第1話、めちゃくちゃ面白かったです! 4月11日から放映および各種VODでの配信が開始されている…

『グリーンブック』の感想・ネタバレ解説!実話をもとにした感動のロードムービー!差別は相互理解で乗り越えよ!

これまで数多くのバディムービー・ロードムービーが作られてきましたが、これほどまでに完成度が高く、こんなにも人々の心を打つ作品があったでしょうか? どうしようもないほどに切ないのに、どこまでも笑ってしまう、観客を笑い泣き状態にしてしまう、まさ…

【読書論】自己肯定読書と自己改革読書の違いとは?

いつもは映画の感想や考察を書いている当ブログですが、今回は少し方向性を変えて、読書についてお話しようと思います。タイトルには「読書論」と書いていますが、そんな大げさなものではなく、普段の読書を少しでも、豊かなものにするための原理原則、ある…