映画をよく観る皆さんにとって、映画情報サイトは必須の存在でしょう。
かく言う私も、最新映画の情報やキャストの紹介や作品の人気度などを確認するために、映画情報サイトを頻繁に利用しています。
しかし、一口に映画情報サイトといっても、それぞれ機能や特徴が異なるものです。最近では、私のブログのような個人ブログなども含めると、相当数のサイトがありますよね。選択肢が多いことは良いことですが、多すぎると、何が自分に合っているのか判断しづらくなります。
ネットの海は広大だから、自力で泳いでるつもりが、いつの間にか溺れていた(時間を浪費していた)なんてこともしばしば……
そこで、今回は私のほうで、いろいろ調べて使いやすかったり、便利だったりする映画情報サイトをまとめてみました!私自身、映画をレビューするうえで、これらのサイトの特徴を理解しておく必要があったので、備忘録的に書き残しておこうと思います。
皆さんは映画情報サイトに何を求めていますか?
「最新映画の情報が知りたい」
「映画のランキングを見たい」
「映画館を調べたい」
「作品の評価やレビューが見たい」
「作品のあらすじを知りたい」
「作品の基礎知識を勉強したい」
などなど、映画情報サイトに求めるものは多種多様です。ここでは、これらの要望に応えられるサイトを厳選して紹介します。まずは自分が映画情報サイトに何を求めているのか書き出すなりして、以下の記事を読んでみてください。きっと、自分にピッタリな映画情報サイトが見つかるでしょう!
↓幻冬舎より私の小説『自殺が存在しない国』が発売されました!ぜひご覧ください!
- 映画情報サイト① 総合映画情報サイト「映画.com」
- 映画情報サイト② 映画の予習・復習に最適な「MIHOシネマ」
- 映画情報サイト③ コンシェルジュが映画を厳選する「Film.concier」
- 映画情報サイト④ 海外批評家の評価がわかる「Rotten Tomatoes」
- 映画情報サイト まとめ
映画情報サイト① 総合映画情報サイト「映画.com」
「映画情報」で検索したら間違いなく1ページ目に表示される、言わずと知れた総合映画情報サイト「映画.com」。 情報量で言えば、ピカイチと言ってしまっていいでしょう!
作品データからはじまり、評論家のコラムや、キャストや監督へのインタビュー記事など、映画に関するさまざまな情報が網羅されています。
もちろん、映画館を検索することもできます。サイドバーから「映画館検索」を選択し、地域を選んでいけば最寄りの映画館で上映しているかどうかが、すぐにわかります。ほとんどの人は、この機能を一番よく使うかもしれませんね。
また、最新映画のランキングも充実しています。主に「国内映画ランキング」、「全米映画ランキング」、「注目作品ランキング」などのランキングを見ることができます。
流し見的にヒット作を確認するのにも便利ですが、個人的に重宝しているのはランキングの下にある分析レポート。毎週のように変化する興行収入や観客動員数について詳しくレポートが書かれています。
どの作品がどんな層にウケているのか、そしてどのように順位変動しているのかが分かるので、観客が映画に何を求めているのか知るための1つの指標として活用できます。
例えば、本日1月14日時点のレポートは、
「シュガー・ラッシュ オンライン」V3、「ラブライブ!サンシャイン!!」は8位スタート(引用元:映画ランキング・映画興行収入 - 映画.com)
という見出しで始まります。まぁ、『シュガー・ラッシュ:オンライン』はディズニー作品ですし、上映館数も全国374館なので首位をキープするのは当然な気もします。また、ほかの映画も10位以内のものは、すべからく300館以上の上映館数です。しかし、『ラブライブ!サンシャイン!!』の上映館数は、『シュガー・ラッシュ:オンライン』のおよそ3分の1にあたる128館にとどまります。
これだけ、上映館数に差があるのに、『ラブライブ!サンシャイン!!』はしっかり8位の座に食い込んでいる!これはすごい人気と言えるでしょう!こういう情報から、ラブライブの凄まじい人気とファンの熱烈な魂を感じたりするわけです。ランキング情報って見ようによっては、いろいろ面白いことがわかったりするものですよ(笑)
さらに、会員登録すると「Check-in」という機能を使うことができるようにもなりました。意外と知られていないですが、会員ページへログインして、作品画面に表示されている「✔」マークをクリックすると、マイページにその作品詳細がブックマークされます。これは、ブラウザでも使えますが、専用のiPhoneやandroid向けアプリで使うこともできる機能です。
いろいろ情報がありすぎると、あとで探し出すのに手間取りますが、これならすぐに確認することができます。しかも、ブックマーク登録したページに関係する最新情報を受け取ることもできるので、自分だけの映画情報まとめページ(パーソナル画面)が持てるわけです。自分のチェックした映画情報を管理したいときなどに、この機能を使うと便利ですよ。
映画情報サイト② 映画の予習・復習に最適な「MIHOシネマ」
「MIHOシネマ」は私が最もおすすめしたい映画情報メディアです!MIHOシネマは、新旧問わず古今東西約6,000におよぶ作品のあらすじ紹介やストーリー解説をメインにおこなっているサイトになります。難解なストーリーの映画でも、MIHOシネマでは非常にわかりやすく解説しています。私のブログみたいな、やたらと小難しい話は書かれていないので、安心して利用できますよ(笑)
難しい映画の解説って、評論家の書くものでも難解になりがちだと思うんですけど、MIHOシネマではその心配がありません。
例えば、ドゥニヴィルヌーヴ監督の『ブレードランナー2049』や押井守監督の『イノセンス』など、一度観ただけでは理解しにくい映画でも、MIHOシネマでは、ものすごくわかりやすく解説してくれているので、すんなりとストーリーを理解することができます。
映画を観終わったあとに、MIHOシネマへ飛べば、ストーリーを復習することができるわけです。これなら「この映画よくわからなかった……」というときでも安心。ストーリーを把握したうえで、もう一度観直してみると、かなり違った感想になるはずですし、何かしら気づくことも増えるでしょう。
間違いなく、映画の味わいが変わりますよ!
もちろん、復習だけでなく、予習としてMIHOシネマを利用するのもアリでしょう。MIHOシネマでは、ストーリー解説を起承転結に分割しています。「結」の部分には「ネタバレ」と書いてあるので、「転」まで目を通し、ネタバレを避けながらお話の流れを事前に確認しておくことが可能です。これで、事前にストーリーの流れを知ったうえで、難解な映画でも楽しみながら観ることができるでしょう。
また、最新映画についての紹介ページも見逃せません!
MIHOシネマでは、これから公開予定の作品に関する情報を確認することができます。とくに私が重宝しているのが、「公開前に見ておきたい映画」という項目です。主演役者や監督の過去作を紹介しているので、役者の変化や監督の演出の変化、あるいは過去作とのつながりを把握することができます!映画単体ではなく、フィルモグラフィという観点からも映画を楽しめるようになっているのです。
さらに、映画を観る前に知っておきたい事前知識についても解説してくれています。例えば、12月28日から公開されている『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』の解説ページでは、主人公が罹っている「筋ジストロフィー」という病気についてわかりやすく解説しています。
主人公に対する感情移入や作品への理解に欠かせない情報を、事前に把握できるため、MIHOシネマを読んでから劇場に行けば、ストーリーが追いやすくなり、その分映画の持つ深いテーマに気づくこともできるでしょう。
このように、MIHOシネマは鑑賞前の予習として、さらに、鑑賞後の復習として活用できる便利なサイトなのです。加えて、編集部のレビューも論点が整理されていて読みやすいものが多い印象です。
「え、でも、レビューって映画.comとかでもあるじゃん……」って思うかもしれないんですけど、MIHOシネマのレビューのほうがより整理されているような気がします。
というのも、映画.comのレビューって多いんですが、質がまちまちですし、一般の方が書かれていることもあって、論点が整理できていないこともしばしばあります。MIHOシネマは大量のレビューを扱っているわけではありませんが、その代わり内容が精査されていて読みやすいです。
MIHOシネマには、ほかにも各種のランキングが充実しています。主に「映画ジャンル別おすすめランキング一覧」、「日本俳優別おすすめ映画一覧」、「海外俳優別おすすめ映画一覧」などが用意されています。
それぞれのページは、さらに細かく分かれており、例えば「映画ジャンル別おすすめランキング一覧」のなかには「アクション映画のおすすめランキング21選(洋画)」や「感動映画のおすすめランキング10選(邦画)」など多数のランキングが用意されています。
ランキングは映画.comなどにもありますが、映画.comはあくまでも最新映画に限定したランキングです。しかし、MIHOシネマでは新作や旧作に関係なく、ランキングを作っています。そのため、新しい作品だけでなく、いままで目にしたことのなかった古い作品にも出会うことができるのです。しかも、それらは編集部が厳選した映画なので、面白いものがほとんどです。
「この映画わからなかった……誰かわかりやすく教えてくれ~」、「映画の基礎知識を勉強したい」、「自分の知らない作品とも出会いたい!」こうした要望にMIHOシネマは応えてくれます。MIHOシネマで、映画の予習・復習、そして新しい映画との出会いを体験してみることをおすすめします!
映画情報サイト③ コンシェルジュが映画を厳選する「Film.concier」
「Film.concier(フィルム・コンシェル)」は、これまで3,000本以上の映画を観てきたコンシェルジュが厳選した作品を紹介する映画情報サイトです。劇場作品や、動画配信サービスの作品から面白いものをピックアップしています。
公開前の作品は「1月公開のオススメ映画ベスト3」という形で、PVと簡単なあらすじを掲載しています。過去の作品に関しても、「2018年公開 オススメ映画TOP10」のように、オススメの映画をまとめて紹介しています。
また、「大金を動かす金融映画 ベスト8」や「宇宙へ飛び立つSF映画ベスト8」など、独自のランキングを作っている点も魅力的。こうしたランキングを参考にすることで、自分の趣味趣向に合う作品が見つかりやすくなります。
そして、NetflixやAmazonプライムなど動画配信サービスで観られるオススメ作品もまとめています。こういった動画配信サービスってあまりにも作品が多すぎて、何を観ればいいのか判断しづらいこともありますよね。そんなときは、Film.concierのコンシェルジュが選んだ作品を参考にしてみると役立つかもしれません。
さらに、「映画コンシェルジュサービス」という便利なサービスもあります。これは、「Film.concier」のTwitterをフォローすることで使えるサービスです。Film.concierのアカウントをフォローし、どんな映画が観たいのか、自分の気分を(@filcon0)宛てにツイートすると、その気持ちにピッタリな映画を紹介してもらえるのです。
Film.concierではコンシェルジュによって厳選された映画情報と、一人ひとりの要望に合う作品紹介の2つのサービスを利用することができるわけです。
ただし、細かなレビューやストーリー解説などはありません。あくまでも、「映画の厳選」に特化したサイトだと考えておいてください。そのため、詳しい映画情報や考察を読みたい人は少し物足りないと感じる可能性はあります。その際は、上記のMIHOシネマか映画.comなどのサイトを訪れるようにしましょう。
映画情報サイト④ 海外批評家の評価がわかる「Rotten Tomatoes」
自分の好きな映画が海外でどんな評価を受けているのか気になることってありますよね?そんなときは、全米の批評家のレビューが見られる「Rotten Tomatoes」を参照してみましょう。Rotten Tomatoesは、アメリカの映画批評サイトです。
Rotten Tomatoesとは、日本語で腐ったトマトを意味します。どうやら、向こうでは「拙い演技に激高した観客が腐ったトマトを投げつける」みたいな決まり文句があるようです。Rotten Tomatoesでは、映画評論家のレビューで肯定的なものが60%を超えた場合、その作品は「Fresh(新鮮)」と評価されます。しかし、肯定的な評価が59%を下回った場合は逆に「Rotten(腐っている)」と評価されてしまいます。肯定的な評価が集まらないと、腐ったトマト扱いされるというわけですね。
「Fresh」のときは作品に真っ赤なトマトのマークが付きます。一方、「Rotten」のときは、作品に緑色のアメーバのようなマークが付きます。そして、より質の高い作品と評価された映画に関しては、「Certified Fresh(新鮮保証)」と表記され、作品に「Certified Fresh」と書かれたトマトのマークが付くようになります。
取り扱っているのは洋画がほとんど。邦画の場合は『AKIRA』のように有名な作品でないと、レビューに取り上げられません。しかし、全米の名だたる批評家がどのような評価を下しているのかは、やはり気になるところです。ちなみに、『AKIRA』は肯定的な評価が「87%」で「Certified Fresh」に認定されています。あの『マトリックス』でさえ、「73%」止まりなので、なかなかよい評価と言えるのではないでしょうか。
このように、海外での評価が気になるときに、Rotten Tomatoesはとても便利です。ただし、注意してほしいことが1つだけあります。アメリカのサイトなので、表記は英語です。そのため、邦題ではなく原題を確認しておく必要があります。そうでないと、いつまでたっても目的の作品が見つからないなんて事態に陥ってしまいます。作品名を英語ではなんと表記するのか確認しておきましょう。
あなたの大好きなあの作品は「Fresh」でしょうか?「Rotten」でしょうか?はたまた、「Certified Fresh」でしょうか?興味がある皆さんは、さっそく調べてみましょう!
映画情報サイト まとめ
さてさて、今回は映画情報サイトについて、私なりの視点で分析して紹介してみたわけですが、いかがでしたでしょうか?少しは参考になりましたか?最近、自分の文章が面白いのか、わかりやすいのか、いろいろ考えすぎて、ゲシュタルト崩壊みたく、「あれ?文章ってなんだっけ?」となりかけています。
私の書く記事が、ほんの少しでもお役に立てていればよいのですが、なんともまぁ、言葉とは難しいもので、なかなか思ったようには伝わらぬものですね……
ちなみに、ここでご紹介したのは、あくまでも一例にすぎません。ほかにも無数に映画情報サイトはあります。もし、「このサイトがおすすめだよ!」という意見がありましたら、コメントに残してくださいね。参考にさせていただきますので!
1月はいろいろと面白い映画が公開されているので、チェックしなければなりませんね。とりあえず、サイコパスは観ようと思ってます!次回は映画レビューでお会いしましょう!それでは、次回のレビューまで、さようなら~~(^^)
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