2019-01-01から1年間の記事一覧
「はい、小畑ちゃん。出島のお土産~」 という梓澤の言葉をはじめ、第5話には「出島」というワードが何度も出てきました。シスター・テレーザが代表を務める正道協会(CRP)も、もとは出島で設立されたもの。慎導灼の父・慎導篤志もシビュラ輸出のために出島で…
「システムがすべてじゃない」 第1期のときからテーマとして設定されている「人間の意志」ですが、『PSYCHO-PASS サイコパス 3』でも、きっちりと描かれていましたね。特に第4話は、テーマ回でした。 システムを利用しつつも自分の意志を重視する灼と炯、言…
「つまり慎導監視官の父親は、イグナトフ監視官の兄を殺して自殺した?」 第3話では、灼と炯の並々ならぬ関係性が明らかになりましたね。まさか、加害者の子どもと、被害者の遺族がタッグを組むなんて、誰が予想できたでしょうか。 たしかに、灼と炯の言葉の…
「雨は止んだ。灼、雨は止んだ」 さて、第2話も謎の言葉が飛び交っていましたね。「雨は止んだ」とは、一体どういう意味なのか。先に申し上げておくと、現時点で、私はこの言葉の意味を解明していません。ただ、「雨は止んだ」が出てきた状況から考えて、私…
「携帯型心理診断、鎮圧執行システム、ドミネーター起動しました――」 ドミネーターのアナウンスを聞くと、「サイコパス」が帰ってきたなぁと、私なんかは感慨にふけってしまいます。ドミネーターを握るときの、テンポのよいあのBGMも含めて、サイコパスの世…
「越えろ! 欲望の河を渡れ!」 ついに最終話を迎えた『さらざんまい』。皆さんはいかがでしたか? 私は大満足でしたよ。第10話まで積み上げてきたメッセージやテーマを見事に集約させながら、ドラマ的にも抜群の構成力で盛り上がりを作り出すことに成功して…
「さら~、さら~、さらざんまい!」 ついにレオとマブが「さらざんまい」で、互いの意識を共有することに成功!しかし、その先に、あんなに悲劇的な結末が待っているとは……。意外な展開だらけの第10話でしたね。 第10話は、これまでひた隠しにされてきた秘…
「俺の火消し魂に火がつくぜ!」 ついに観てきたぜ!『プロメア』を!お前たちは観たか?魂は震えたか?心の炎は燃え盛ってるか?俺はメラメラ燃え盛ってるぜ!! おっと、すみません。ついつい、ガロの口調になってしまいました。あれだけ凄まじい勢いの映…
主要登場人物が3人。しかも、1人、いや1体はアンドロイドの映画。それが『アイ・アム・マザー』。数あるVODのなかでも、オリジナル映画やオリジナルアニメに力を入れているNETFLIX独占配信の作品。 PVを観た段階で、これは興味深いテーマを扱っている作品だ…
「今度こそ俺は……俺の誇れる俺になるんだ!」 この生駒の名台詞から早いもので、もう3年が経過しました。2016年4月からノイタミナ枠で放送されていた『甲鉄城のカバネリ』。『進撃の巨人』でお馴染みの荒木哲郎監督が監督を務めることもあり、放送当時から注…
家にずっといると、ニュース番組やワイドショーを観る時間が増えますよね。私もフリーランスになってから、昼間にふとこうした番組を観る機会が増えたように思います。今日もカップラーメンをすすりながら、他愛のない内容のワイドショーを観ていました。 そ…
『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』というアニメをご存知でしょうか? 少なくともアニメ好きなら、必ず一度は視聴しているだろう大人気作品です。秩父を舞台にした今作の人気により、聖地巡礼ブームが全国に広がりました。 私もこの作品の大ファ…
「面倒なもんだなぁ……つながりってやつはよぉ」 「この世界は悪い奴が生き残るんだ」と口にしていた誓(ちかい)が、弟のことを想いながら死んでいく。ああ、そうか誓はいい奴だったんだなぁと、そう考えると涙が止まりませんでした。さんざん悪いことをしてき…
「嫌だ、燕太!燕太ーー!!」 第7話を観たとき「おい、燕太なにやってんだよ」と思ってましたが、こうして一稀を庇う姿を見てしまうと、素直に責める気になれないですよね。作り手としても、そういった視聴者の感情を考慮してストーリーを組んでいるのでし…
「カーワウッソー」 ようやくカワウソ陣営の親玉が姿を現しましたね。しかも、コミカルな感じで。しかも、黒田崇矢さんの声で。あのフォルムで、あの声で、あのキャッチーなセリフを吐かれてしまうと、いろいろ混ざってきて、純粋に悪役に見えなくなってくる…
『進撃の巨人』が大ヒットしたり、『君の名は。』が興行的に大成功を収めたり、世の中には信じられないほど爆発的な勢いで人気になるコンテンツが存在します。さて、そんなときに、「なぜあの作品がヒットしたのだろうか?」と真面目に考える人が、いったい…
「春河、僕はもう、お前を諦めたりしない!」 このセリフは、直前の春河のセリフと重なっています。春河はレオに連れ去られる直前、携帯にメッセージを書き残していました。 「カズちゃんが僕にしてくれたこと、すっごくうれしかった。だからね、僕は諦めな…
「僕は、僕は、僕を守るために春河を騙したんだ。僕は……」 大粒の涙を流す一稀の姿を見て、同じように涙した人も多いでしょう。 一稀の生い立ちを考えると、胸が締め付けられるセリフですよね。 第5話は、これまで謎だった一稀と家族との関係が明らかになっ…
ズドーン! トンネルのなかに響く重低音。円形の噴煙を周囲に散らしながら放たれる弾丸。発砲の衝撃と、己の行為に対する衝撃で、体を後ろにのけぞらせる久慈悠。 追加で響き渡る二度の銃声で、久慈はハッと顔を上げる。眼前には兄(久慈誓)の姿。 兄曰く「こ…
「俺は一稀が好きだ」 冒頭から燕太の想いが、さく裂する『さらざんまい』第3話。 第1話の尻子玉を抜くシーンからBLのにおいがプンプンしていましたが、第2話のラストから第3話にかけて『さらざんまい』というアニメがBLだということがはっきりした印象があ…
カワウーッソイヤァー!! 新星玲央と阿久津真武の警察2人が歌って踊る、第1話以上に奇妙な第2話でしたね……(笑)。宝塚的なスポットライトを当てる演出から始まり、ソイヤァ! ソイヤァ! と祭りの音頭が鳴り響く。幾原演出、ここに極まれり!といったところ…
なんじゃこりゃー!! と、矢逆一稀くんと久慈悠くんは叫んでましたが、それはこっちのセリフですよ……まったく。 あ、先に言っておきますが、『さらざんまい』の第1話、めちゃくちゃ面白かったです! 4月11日から放映および各種VODでの配信が開始されている…
これまで数多くのバディムービー・ロードムービーが作られてきましたが、これほどまでに完成度が高く、こんなにも人々の心を打つ作品があったでしょうか? どうしようもないほどに切ないのに、どこまでも笑ってしまう、観客を笑い泣き状態にしてしまう、まさ…
いつもは映画の感想や考察を書いている当ブログですが、今回は少し方向性を変えて、読書についてお話しようと思います。タイトルには「読書論」と書いていますが、そんな大げさなものではなく、普段の読書を少しでも、豊かなものにするための原理原則、ある…
『PSYCHO‐PASS サイコパス』劇場版3部作『Sinners of the System』シリーズがついに完結!いよいよ狡噛慎也が登場するということで、私もワクワクしながら、去る3月10日(金)に『PSYCHO-PASS サイコパス SS Case.3 恩讐の彼方に__』を観に行きました。今作…
最初に明言しておきましょう。『PSYCHO-PASS サイコパス SS Case.2 First Guardian』が傑作だということを! 先月1月25日(金)から劇場版3部作として、全国の劇場にて『PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System』の公開がスタートしました。個人的に『c…
「会議」には「不正義」が紛れ込む。映画を観終わって私が感じたのは、日本企業が持つ独特な密室性でした。そして、その密室性にこそ、問題の根本があり、その点を見事にえぐり出していたのが『七つの会議』だったと思います。 野村萬斎や香川照之など、豪華…
先日、1月25日(金)の公開初日に『PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.1 罪と罰』を観てきました。仕事帰りだったので、レイトショーを観てきたのですが、あまりの盛況ぶりに驚きましたよ。 20時という遅い時間にもかかわらず、劇場はほぼ満…
映画をよく観る皆さんにとって、映画情報サイトは必須の存在でしょう。 かく言う私も、最新映画の情報やキャストの紹介や作品の人気度などを確認するために、映画情報サイトを頻繁に利用しています。 しかし、一口に映画情報サイトといっても、それぞれ機能…
先日、『シュガー・ラッシュ:オンライン』を観てきました。いやぁ、予想通りの素晴らしい完成度の作品でしたよ。あまりにも、取り上げたいところが多すぎて、このブログでどうまとめればよいのか、4日間ほど悩んでしまいました。それほど、『シュガー・ラッ…